離婚してインド

旅行作家である著者は7年間連れ添った夫に離婚を告げられる。妻が個人の夢を追い求めるあまり、未来が共有できなくなったというのがその理由。苦しみながら一念発起してインドの放浪の旅へ。西海岸を北上し聖地を巡る。人と触れ合い、自然に接し、大泣きしながらやがて自分を取り戻して行く。ガンジス川での沐浴はいろんなモノを流していくが、根っこは残してくれたとの一文が印象的。やや私小説的な記述が多いが、ある程度共感はできる。

離婚して、インド (幻冬舎文庫)

離婚して、インド (幻冬舎文庫)