トヨトミの野望

トヨタをモデルにした企業小説。主人公は武田(奥田碩)。直言居士で左遷されていたが清濁併せのむ度量の大きさで、頭角を現し、トップへ上りつめる。積極投資で業容を拡大するが、最後は創業家と衝突し道半ばで解任。後をついだプリンスは凡庸だが、リコール問題を乗り切り成長する。旗印として全員一丸で彼を支える。ここまで書いていいのかという内部事情も赤裸々で迫力十分。一気に読ませる。

トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業

トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業