レイジ

バンド少年たちの青春小説。中学の同級生で性格の異なる二人がプロを目指してロックの道を行く。路線の違いからバンドを組んでは解散を繰り返し、大多数の人間がそうであるように夢破れ挫折を味わう。昔のオリジナル曲がTVのエンディングで使われ再誕を果たすがこれは見果てぬ夢へのご褒美といったところ。解説によると著者も昔音楽の道を目指したことがあるという。なかなかの出来。

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