柔らかな海峡

著者は韓国籍国際法学者。日米の大学で教鞭を取る。竹島問題を皮切りに最悪の状態となった日韓関係を憂慮し筆を取ったとのこと。日本の侵略に対する謝罪は言葉足らずだとしながら、戦後の平和主義はアジアで評価されているとする。集団自衛権の問題は、中東や北朝鮮からのテロを招くリスクを指摘。法学者らしく文章は一部固く難解な部分もあるが。視点は極めて公平で両国を思う熱情にあふれる。

柔らかな海峡 日本・韓国 和解への道

柔らかな海峡 日本・韓国 和解への道