なきむし姫

些細なことですぐ泣く妻を残して神戸に単身赴任する若い夫。心配でしょうがないが、仕事を優先し帰れない日々が続く。そこへ現れたのが幼なじみのバツイチ男。破天荒な性格で周囲を巻き込んで行くが、その中で状況が変わっていく。ラストは娘を再婚する妻に引き渡す儀式。ユーモアたっぷりの中にほのぼのファンタジー。流石であるが期待を超える出来ではない。

なきむし姫 (新潮文庫)

なきむし姫 (新潮文庫)