ロストケア

高齢化社会とまともに向き合ったミステリー。地方都市で高度の要介護老人が次々と処置される。犯人は介護施設の責任者だが、実父の介護地獄から抜け出せない経験から、犯行に及ぶ。社会と行政へ警鐘を鳴らす確信犯。本当の目的は法廷での主張にあった。本格的な社会派ミステリーの力作。甘めだがA評価。

ロスト・ケア (光文社文庫)

ロスト・ケア (光文社文庫)