小泉純一郎の原発ゼロ

政界引退から7年。後進のために発言を控えていた元首相が主張する原発の即時停止。フィンランドの最終処理設備オンカロの見学が直截の契機となる。無害となる10万年持つ人造設備は歴史上存在せず、未来の人々に危険を伝える言語からして問題となる。日本では処分場の立地も決められない政治。推進派には最終処分を決められないことの方が、代替エネルギーを提案出来ないことより無責任であると反論。主張は明快で筋が通っている。支持率の高い安倍首相が決断すれば一気にことが進むのは確か。大英断が待たれる。出版は都知事選の前。

小泉純一郎の「原発ゼロ」

小泉純一郎の「原発ゼロ」

  • 百考は一行にしかず。