日本の電機産業

証券アナリストによる業界分析。日本の大手メーカーにつき現在の敗因を解析するが、おそらく担当であったろう日立に多めに頁をさく。自作のデバイスにこだわり垂直統合が足かせとなった日本メーカーと異なり、ユーザーインターフェースでプラットフォームを押さえ水平分業で利益を得るアップルと資金調達力を武器に液晶、NANDで世界市場を席巻するサムソンが成功例として対比される。今後の生き残りには技術を「編集」することにより競争優位を獲得する必要がある。内容は充実していたが結論は定性的であった。

日本の電機産業 何が勝敗を分けるのか

日本の電機産業 何が勝敗を分けるのか