若くして余命を宣告された主人公の元に脳天気な悪魔が現れ、この世からモノを消す度に一日寿命が延びるという契約を持ちかける。電話や映画、時計が消されていくが、予想に反して社会の混乱は起こらない。家族に取ってかけがえのない猫が次の対象に選ばれた時、主人公は自らを消すことを決断する。主題は父母との家族愛。LINEで生まれた小説。設定は面白く、展開は速いが内容的には驚くようなものではない。
- 作者: 川村元気
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2012/10/25
- メディア: 単行本
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