超進学校の開成高校野球部に密着取材。グランドでの練習は週一回。各自に研究課題を与えて仮説を検証させることで技量の上達を図る。ノーサインの攻撃野球でコールド勝ちを目指す。監督の経験から一番楽しいフルスイングを最優先する。選手達も優等生らしく自己分析に励む。考えすぎてテンポが遅れるあたりが特色。野球は偶然に左右される要素が強いとはいえ、残念ながら実力的にはレベル的には甲子園はほど遠いのが事実のようだ。題材は良く、読みやすくはあるがノンフィクションとしての掘り下げは今ひとつ。
- 作者: 高橋秀実
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/09
- メディア: 単行本
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