日御子

古代史における通詞の一族あずみ氏を描く大作。奴国、伊都国、邪馬台国使節として朝鮮や漢、魏に赴く。洛陽までの長旅が鮮烈に描写される。当時の大陸と日本の文明の差は明らかで、貢ぎ物の最重要品は生口(人間)であった。大陸も日本も戦乱に明け暮れる中で、歴代3つの家訓を大事に国家と平和に貢献する。500頁を超える長編でで読破はしんどかった。

  • 人を裏切らない
  • 人を恨まず、戦いを挑まない
  • 努力は才能に勝る

日御子

日御子