JR九州の車両デザイナーとして名を馳せた水戸岡氏の生き様を描くノンフィクション。あらゆるタブーを無視、クライアントとの衝突も辞さず、信念を曲げない設計。素材、色彩、細部に徹底的にこだわる。それを受け入れたJRやメーカー日立の度量も考えたらすごい。分割後のJR九州の窮状が大胆なデザイン採用に踏み切らせたのも事実ではあるが、エポックメーキングは新型つばめの設計。別の著書で一通り実績は既知であったので感動は割引。
- デザインの基本は5S。余分なものを排除する。
- 取りこぼしをしない。1弾目がダメなら2弾目はない。
- パン仕事と話仕事。
幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」
- 作者: 一志治夫
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/13
- メディア: 単行本
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