陽だまりの彼女

現代版恋愛小説。中学時代いじめにあった女の子を助けた主人公が、社会人になって偶然彼女と再会。但し12歳以前の記憶を持たないという。親の反対を押し切って結婚し幸せな新婚生活を送る。彼女は必死に彼の足跡を探していたと聞いて感動。読む方が幸せになるほどの仲睦まじさ。中盤から暗示される永遠の別れは突然やってくる。結論から言えば彼女は猫の化身で寿命が来て身を隠すことになった。ラストで救いは提示されるが微妙な感覚。現代版の竹取物語風ファンタジー。甘めのAか。

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女 (新潮文庫)