短編集。表題作を含め4編。いずれも事案自体は小さいが、現代の社会問題を題材にしている。ラストは想定の範囲内ながら少し驚かされる。それが逆に心地よい。登場人物やその心情が丁寧に描きこまれ質の高い作品に仕上がっている。私としては救急隊を描いた「迷走」がベスト。
- 作者: 長岡弘樹
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2011/09/15
- メディア: 文庫
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短編集。表題作を含め4編。いずれも事案自体は小さいが、現代の社会問題を題材にしている。ラストは想定の範囲内ながら少し驚かされる。それが逆に心地よい。登場人物やその心情が丁寧に描きこまれ質の高い作品に仕上がっている。私としては救急隊を描いた「迷走」がベスト。