貧しい生い立ちから罪を重ねた死刑囚の男と、富裕な一族に育ちながら親族による強姦のトラウマを持ち自殺願望のある女性。叔母であるカソリックの修道女が主催する面談で巡り合った二人の魂の交流。ようやく心を開き愛情を感じ始めた矢先、死刑が執行される。重いテーマを真正面から受け止めた作品。背景にはキリスト教の思想が色濃い。韓国らしくややドラマチックにすぎる気はする。翻訳者は拉致被害者の蓮池さん。
- 作者: 孔枝泳,蓮池薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
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