主人公は泉佐野の悪ガキ。はちゃめちゃな父親とのコンビで周囲を巻き込み、それでいて納得させる。根底に流れるのはまっとうな教育論と親子の情愛。暴力はある意味でツールに過ぎない。連作で友達の家庭問題を取り上げていくが、パターンは同一で後半やや飽きる。
- 十人相手に一人でケンカに行くのが不良で、一人相手に十人で行くのが非行。
- 親が子供に干渉して何が悪い。そのかわり世界中が敵になっても守ってやる。
- 作者: 中場利一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: 文庫
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