格安エアラインで世界一周

貧乏旅行の達人である作者が、格安エアラインを乗り継ぎ西回りに世界を一周する。同行はカメラマンとフリーターの若者。枝葉末節の情報が結構楽しめる。アジアとヨーロッパで定着度が異なるが、これはLCC歴史のなせるわざか。全体の雰囲気としてかっての貧乏旅行をしのばせるものはあるが機内は皆同じく退屈で旅情には欠ける。格差社会についても言及するあたりはルポライターの面目。

格安エアラインで世界一周 (新潮文庫)

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