「残業ゼロ」の仕事力

著者はトリンプの元社長。外資系の勤務経験。フランス人を妻に持つ。残業を禁止しながら社長時代に生産性を5倍以上に高めた。その改革手法は表層的なものではなく日本のホワイトカラーの生産性の低さを徹底的に解析し根本から改善したもの。具体的な方策は仕事のデッドラインの設定と1議題2分という早朝会議。当然社内には抵抗があったが信じるところをトップダウンで押し切った。究極には日本人のワークライフバランスへの意識改革にある。実業家らしく示される策はすべて現実的。挿入されている図表も平易で読みやすい。

「残業ゼロ」の仕事力

「残業ゼロ」の仕事力