脳科学、哲学、認知科学の領域から、人間の意識における自我の存在を探る。専門用語の使用を避けわかりやすい例をあげて解説されているが、概念論になると理解が難しい部分もある。個人的に振り返れば確かに小学生の頃、ここにいる自分とは何かと考えた原風景は誰にでもあるものだろう。いくら考えても明快な答えは得られず、だれもが「ふり」をして=ある役割を自分に与えて日々の社会生活を送ることになる。700
- 子供にとって見られていないことは起こっていないことと同じ−社会性の発芽
- そうしないこもできるのにそうしている。−対人関係でいくつもの役割を演じる
- 脳は「意識」を産み出す臓器。
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2003/10/07
- メディア: 新書
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