また次の春へ

東北大震災に関する短編集。かけがえのない家族を失った悲しみとそれを乗り越えて生きねばならない人たちを描く。重いテーマの中に微かな希望を見出すらラストが提示され、人の優し屋や思いやりが身にしみる。震災から7年。まだまだ癒されない傷跡は多い。

また次の春へ (文春文庫)

また次の春へ (文春文庫)