都知事失格

都知事辞任後初の著書。自ら顛末を語る。すべてはマスコミのバッシング。格好の標的となってしまったようだ。確かにスイートルームやファーストクラスの利用のみがクローズアップされ、不正を働いた訳ではないことは事実。前任3代(青島、石原、猪瀬)3代で働かない都知事イエスマンの官僚でだった都庁を改革していった自己を称賛する。外交や福祉で実績もあげており、本書の主張だけを見れば応援したくなるような内容。黒幕は誰かという問いに対して陰にはオリンピックや市場問題の利権がらみが示唆されるが、謎のまま。

都知事失格

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