難航する連続殺人事件の捜査本部に投入されたのはアメリカ帰りの行動経済学者。自信喪失の女刑事と組んで、巧妙に仕組まれた妻殺し計画の構図を明らかにする。ある意味ビジネス界では慣れ親しんだ行動経済学の計算式が単純化された形ではあるが、捜査と推理に散りばめられて面白い。最終的には双子の子供の犯行。どんでん返しはやや無理矢理のところがある。エンタメとしては普通。着眼点に期待をこめてB評価。
- 作者: 石川智健
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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