舟を編む

辞書編纂が舞台。言語学専攻の変人の編集者が、13年を掛けて国語辞典を世に問う。恋愛結婚あり、先輩の異動有り、発刊寸前のトラブル有りで読む側を飽きさせない。主題は誰かが情熱を持って挑む仕事は最終的に報われるというところか。広義で言えば作者得意の職業モノ。すべての関係者のキャラが立ち良い人たちである。映画を先に観る形となったが、原作に忠実であった。本屋大賞受賞作。

  • 誰かの情熱に情熱で応えること。
  • 有限の時間しか持たない人間が、広く深い言葉の海に力を合わせて漕ぎ出していく。

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