歴史ノンフィクション。終戦後すぐソ連軍が上陸した千島最北端の占守島。3日間にわたり物量に勝る敵軍に敢然と立ち向かった日本陸軍。戦車連隊を率いた池田連隊長の壮絶な戦死。軍使に出された若い大尉の決死行。大量の史料を元にまとめているが、記録には散逸と食い違いが目立つ。さまざまな評価がある中で、彼らの奮戦が北海道をソ連の理不尽な占領から守ったのは事実。日本陸軍の最後の精華をここに示した。
8月17日、ソ連軍上陸す―最果ての要衝・占守島攻防記 (新潮文庫)
- 作者: 大野芳
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/07/28
- メディア: 文庫
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