SFファンタジー。中世の城が描かれた謎の絵に触れると、その中に入ることができる。塔に閉じ込められた少女を助けるべく、中学生の男女と中年男性が、パラレルワールドに挑む。少女は虐待を受けており、成長した自らが閉じた世界に避難させた。さすがの安定感での展開。単純に楽しめました。
茨城勝田を本拠とするサザコーヒー。熱烈な固定客をつかみ、着実に業容を拡大する。基本は本格的なジャパンコーヒー。自社農園を持つなど味にこだわる。地元への貢献など足元もしっかり。本書はカフェ経営を目指す人々へのガイドブック的な意味合い。カンブリアで紹介された。一度訪問したい。
20年続く人気カフェづくりの本 ―茨城・勝田の名店「サザコーヒー」に学ぶ
過去1000年に発明された最も価値ある道具を探る。結論はネジ。螺旋構造自体はアルキメデスを父とするが、工具として実用化されたのは15世紀ごろ。武器の発達が契機となる。幅広い技術史の探訪は知的興奮を呼ぶが、翻訳だけにやや読みずらい部分もあったのも事実。
-発明とは技術者の詩作
-製品で伝えるのも立派な自己表現
ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語 (ハヤカワ文庫NF)