若手の論客の社会評論集。原題は「おじさんの罪」とのことで世代間格差をするどくつく。政治家を始め決められないエスタブリッシュ層を痛く批判。今ここにないものに過剰に期待している。オリンピック然り、ソーシャルメディア然りである。若者側は意外と現状に満足し、身近な幸せを大切にするコンサマトリー(自己充足)状態にある。社会から降りることでやさしい革命を起こそうとする。おじさん代表としては痛い批判もあるが、若い人間の考え方の一端が理解出来た実感。
- 作者: 古市憲寿
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/04/17
- メディア: 単行本
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