機関車先生

終戦直後の瀬戸内の小島。臨時教員で赴任した機関車先生は、大柄で剣道の達人だが、しゃべることが出来ない。その人柄と包容力で子供たちはもちろん、島の大人たちを魅了する。様々な問題を解決するが、短期間で別れがやってくる。二十四の瞳へのオマージュも感じる児童文学。一気に読まされた感動作。反戦の想いが隠れた主題。子供の読者のためにすべての漢字にルビが振られている。