鉄道無常

自身鉄道女子の著者が、鉄道紀行の先達である2大巨頭、内田百聞と宮脇俊三にささげるオマージュ。それぞれの代表作から引用し、時代背景と鉄道愛を新たな視点も組み入れ紹介する。共通するのは厳しい戦争体験。内田氏はそこからの復興、宮脇氏は斜陽化していく鉄道の姿を追う。私は時代もあり宮脇氏のファンであった。時間が出来れば阿房列車も読んでみたい。本書は全体に読みやすい内容だが、章立ての影響もあり、読破に意外と時間を要した。こちらの事情。