いのちの停車場

大学病院の救急センターの助教授であった女医が、退職し故郷金沢へ戻る。小規模な在宅医療の医師として終末医療にあたる。様々な事情を抱えたケースが6話。周囲の助けもあり、ともに成長。最後は自らの父を看取る。老々介護、先端医療、安楽死と重いテーマが続くが、今後の日本では避けて通れない問題。思わず没頭させられる。自ら医師である著者の力量発揮。文句なしのA評価。今年一番かな。

-思って行けば実現する。ゆっくり行けば到着する。(モンゴルの格言)