日本のタコ壺社会

麻布高校の同窓生による対談。相原氏は物理学者で東大理学部長、奥原氏は農林省次官と位階を極める。理系、文系を問わず、タコ壺と呼ぶ、大学、官界に巣くうセクショナリズムが日本社会の足かせになっていると批判。高度成長期はそれなりに機能したシステムだが、今では機能的な運用が出来なくなっている。遠因は大学入試制度にあり、早くから専門を選択させる弊害。日本人特有のだれも傷つけない組織運営。タコ壺自体は自己再生機能があり、改革には多大なエネルギーが必要。教育により数学と語学でロジカルな若者を育てる必要がある。少しでも高く、広い視野を心がけたい。