サガレン

著者によるサハリン旅行記。前半は鉄道紀行風。後半は戦前にこの地を訪ねた宮沢賢治の魂の遍歴を追う文学的な旅となる。妹を亡くした後、最果てまでの旅で生きるためのの回答を得る。その明らかな変化は詩に残されている。残念ながら完全には理解できず、雰囲気まで。気になる1冊ではある。賢治ファンにはより深く味わえるのでは無いか。