2019-12-07 超訳日米戦争 歴史 書評 海外 戦前の空想小説を現代語訳し、さらに著者独自の解題を付ける。当時としては荒唐無稽の小説だが、世界情勢を冷静に俯瞰し、メキシコの参戦により日米痛み分けの結末になっている。現代に置き換えると情報戦での出遅れと反知性主義の蔓延を懸念。日本としては米国と距離を保ちながら親日保守を守り抜くことが著者の主張。完全に同意できるわけではないが、読んでみる価値のある一冊。 超訳 小説日米戦争 作者:佐藤 優 出版社/メーカー: ケイアンドケイプレス 発売日: 2013/09/26 メディア: 単行本(ソフトカバー)