デルタ

尖閣諸島を舞台とする日中ミリタリー小説。中国東北軍の反乱分子が海保の巡視船をシージャック。尖閣に上陸する。叛乱鎮圧を名目に、この機をとらえて侵攻しようとする中国軍と阻止しようとする自衛隊。デルタは秘密裏に結成されていた特殊部隊。巡視船で孤軍奮闘する隊員の活躍もあり、未然に防止する。制空権確保のため民航機が故意に那覇空港を閉鎖に追い込むなど、リアリティー満点。尖閣から日中全面戦争への危機がテーマ。自衛隊ウオッチャーの著者ならでは。単純にエンタメとは言えない。

デルタ: 陸自「影」の兵士たち