対談。脳科学者と博物学者。どちらかと言えば博物館への誘い、啓蒙書。博物館の歴史、バックヤードの事情なども紹介。博物館の価値は表の展示ではなく、裏の所蔵品、公式には博物館資料にある。欧米中心の価値観には疑問も呈する。人類にとってかけがえにない財産。
連作エッセイ。70代後半の父親と40代の娘(作者)。離れて暮らすが、亡くなった母の墓参等で時折一緒になる。若い頃からの父親の人生を掘り起こす形。事業に失敗、豪邸を手放す結果になるが、特に女性には魅力的な人のようで、人物像自体が面白い。娘としての反発と愛情もよく出ている。愉しみながら考えさせられる一冊。